A Study on the Clinical Significance of Lymphatic Tissue Responses Against Rectal Cancer

Autor: K. Yoshimura, Hideki Ueno, Tetsuhisa Yamamoto, Kazuo Hase, Hidetaka Mochizuki, Shouetsu Tamakuma, Sachio Yokoyama
Rok vydání: 1994
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 47:430-441
ISSN: 1882-9619
0047-1801
DOI: 10.3862/jcoloproctology.47.430
Popis: 腫瘍に対するリンパ系組織の免疫学的反応の場を腫瘍からの距離により4つのzone(zone1:腫瘍先進部,zone2:先進部よりやや離れた近傍領域,zone3:転移陰性1群所属リンパ節,zone4:転移陰性所属2,3群リンパ節)に分類した.zone1,zone2では各々リンパ球浸潤,リンパ濾胞(LF)が高度な群の生存率曲線が良好であった.zone3,4ではpara-cortical hyperplasia(PH),germinal center hyperplasia(GH)の高度群はそれぞれ良好な生存率曲線を示した.各症例が有する高度反応因子〔PH2,3,GH2,3,SH(sinus histiocytosis)2,3〕の数により,0,1因子〔NA(-)〕群と2,3因子〔NA(+)〕群に分けると,NA(+)群の生存率曲線は極めて良好であった.Coxの比例ハザードモデルを用いた多変量解析によるとNA,LFはリンパ節転移,深達度とともに予後への寄与度が高度であった.直腸癌症例のリンパ系組織に認める宿主側反応は,術後予後を予測する上で重要な意義を有することが示唆された.
Databáze: OpenAIRE