Pulmonary hamartoma, report of 35 cases

Autor: Ryousuke Tsuchiya, Tsuguo Naruke, Hidenori Nakai, Tomoyuki Goya, Masato Muraoka, Haruhiko Kondo, Yoshihiro Matsuno
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 6:440-445
ISSN: 1884-1724
0917-4141
DOI: 10.2995/jacsurg1987.6.440
Popis: 1977年2月から1991年8月までに国立がんセンター病院にて切除された肺過誤腫35症例について手術適応を中心に検討した.肺過誤腫単独例が30例, 胸腺嚢腫との合併例が1例, 肺癌との合併例が2例, 転移性肺腫瘍との合併例が2例であった.術前診断として肺針生検もしくは気管支鏡下擦過細胞診施行例の約17%に軟骨組織が認められ, 肺過誤腫と診断された.施行術式は核出・部分切除例が約78%を占め, 腫瘍径が大きいと術式が拡大する傾向が認められた.術後合併症は肺癌に比較して少なかった.肺過誤腫に対する外科切除は, 明らかに肺過誤腫と診断される症例に対し直ちに行うことは疑問だが, 悪性腫瘍との鑑別が困難な例, 症状を有する例, 増大傾向を示す例, 合併病変のある例, 患者が切除を希望する例では適応となり, 効果的かつ安全な治療法であると考える.
Databáze: OpenAIRE