Sputum cytology in pneumoconiosis

Autor: Tetsushi Koroku, Shinya Yasuda, Takahisa Saito, Kiyomi Taira, Kazuhiko Iwamoto
Rok vydání: 1985
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 24:657-660
ISSN: 1882-7233
0387-1193
Popis: 昭和50年7月から昭和57年12月までの期間に岩見沢労災病院を受診した延べ12,000名のじん肺症患者のなかより発見された54名の肺癌合併者のうち, 42名 (77.8%) を喀痰細胞診により診断した. 扁平上皮癌合併者については, 喀痰細胞診の陽性率は87.1%であり, 特に肺門部扁平上皮癌合併者では, 89.5%の陽性率であった.またI期, II期の早い時期での診断も可能であった. しかし腺癌, 小細胞癌, 大細胞癌の合併を喀痰細胞診で早期に発見することはできなかった.以上の結果より, じん肺症や肺結核などの慢性肺疾患があり, 症状や胸部写真では発生する肺癌の診断の難しい人々や, 職業性の肺癌, 特に, 扁平上皮癌の発生の多い職種に従事する人々については, 年数度, 定期的, 経年的な喀痰細胞診の実施が, 肺癌の早期診断に有効であると考える.
Databáze: OpenAIRE