TWO CASES OF RUPTURED PANCREATIC PSEUDOCYST CAUSED BY ALCOHOL INDUCED CHRONIC PANCREATITIS

Autor: Ryojin Uchino, Kazuki Hori, Norihisa Hanada, Yasuyuki Tsurumoto, Shuichi Kusano
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:2332-2337
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.68.2332
Popis: アルコール性慢性膵炎・膵仮性嚢胞2例を経験し, いずれも経時的に嚢胞の増大を認めた後破裂した. 症例1は内科的治療中に嚢胞の増大・破裂を認め, 汎発性腹膜炎となったため緊急手術を施行した. 残存した嚢胞壁と周囲臓器の臓側腹膜を空腸と吻合し経過良好だった. 嚢胞と空腸吻合部内に留置したドレーンのアミラーゼ値は高値を示さず, 仮性嚢胞と主膵管とは交通がなかったものと思われた. 症例2は内科的治療中に嚢胞の増大を認め, 破裂した直後は腹膜刺激症状が出現せず, 経過観察されたが, 数日後に血性腹水排液のための腹腔内ドレナージと, 嚢胞再増大を認め, 嚢胞の経皮的穿刺ドレナージを要した. 膵外瘻状態であり, 造影にて嚢胞と主膵管の交通が確認された. 膵仮性嚢胞は感染を合併した状態で破裂すると緊急処置が必要であり, 嚢胞と主膵管との交通の有無で経過が異なると思われた. 感染合併や嚢胞の増大を認める場合, 早期の嚢胞穿刺ドレナージ術が何より肝要である.
Databáze: OpenAIRE