A case of dermatopathic lymphadenopathy

Autor: Yasunobu Funamoto, Hiroyuki Ohsaki, Muneo Nakamura
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 35:494-499
ISSN: 1882-7233
0387-1193
Popis: 15歳の男性に発生した薬剤誘発性のDermatopathic lymphadenopathy (DL) の1例を報告する.リンパ節捺印細胞診ではリンパ球とともに, Langerhans cell (LC), interdigitating cell (IDC) が多数出現していた.これらLC, IDCは特にPapanicolaou染色上でライトグリーンに淡染する樹枝状突起様の細胞質, 微細かつ淡染性のchromatinでしわをもつ核など特徴的な細胞形態を呈していた.また一部のLCの細胞質内にはメラニン穎粒の存在を認めDLを推定した.リンパ節の細胞診でLC, IDCが多数出現する病変にはDL, Histiocytosis Xや皮膚T細胞リンパ腫の初期像, 皮膚症状を伴うATL (adult T-cell leukemia) の初期像などがあるが, 病変の数はさほど多くなくLC, IDCの特徴的な細胞形態を認識したうえで, 臨床診断, 臨床経過を十分把握していれば細胞診のみでもかなりの診断の絞り込みができ, また鑑別診断もある程度可能であると考える.
Databáze: OpenAIRE