A CASE OF ABDOMINAL WALL ABSCESS CAUSED BY A SMALL BOWEL DIVERTICULUM ASSOCIATED WITH A STRANGULATED ILEUS DUE TO A BAND BETWEEN AN ABDOMINAL WALL ABSCESS AND THE ILEUM

Autor: Takemasa Midorikawa, Michio Sakamoto, Kunitoshi Aita, Yasuro Fujiwara, Katsumi Makita, Hidefumi Yagi
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 69:1968-1972
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.69.1968
Popis: 症例は73歳,男性.腸閉塞,腹壁膿瘍のため精神科病院から転院.56歳で胃潰瘍手術歴あり.入院後,腸閉塞はイレウス管により1週間で軽快した.腹壁膿瘍は切開排膿ドレナージにて経過をみたが難治性であった.その後,腸閉塞が再発し保存的にみたが,絞扼性イレウスの診断で緊急手術を行った.術中所見では小腸と腹壁手術創との間の索状物による絞扼性イレウスであった.索状物は腹壁の膿瘍腔に連続していた.手術は索状物の切離による絞扼解除と膿瘍腔の切除を施行した.術後は経過良好であった.病理診断で膿瘍壁は全層性の小腸で構成されていたことより,膿瘍腔は小腸憩室に起因したものと考えられた.小腸憩室による腹壁膿瘍とそれと連続した索状物により絞扼性イレウスを併発した症例は極めて稀で文献的考察を加え報告する.
Databáze: OpenAIRE