Malignant fibrous histiocytoma of the lung; a case report

Autor: Toshihiro Ouchi, Tadashi Takashima, Atsurou Takeuchi, Sachito Fukuda, Shigeyasu Kaito
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 6:609-614
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.6.609
Popis: 肺原発の悪性線維性組織球腫 (MFH) は, 稀であり我々の調べ得た限りで本邦に於いて15例にすぎない.我々は血痰を主訴とする左上葉原発のMFH症例を経験した.胸部レントゲン写真で40×37mmの腫瘤と周囲気管支の収束, 索状陰影を認めた.気管支境下肺生検でも確定診断が得られなかったが腫瘤の増大傾向のため左上葉切除術を施行した.術中所見では大細胞癌が疑われたが, 術後の組織所見はstoriform pattern と Pleomorphic pattemを呈し, 所々に多核の巨細胞を伴っていた.以上の特徴的な所見よりMFHのcommon typeと診断し全身ガリウムシンチ等施行したが他に原発巣を認めず肺原発のMFHと診断した.術後コバルト照射施行したが, 6ヵ月後に再発及び放射線肺臓炎で死亡.15例中術前診断がついたものはなく, 腫瘍マーカとして血清ferritinが期待されており, 本症例でも高値を示した.
Databáze: OpenAIRE