Effects of Fasting and Fasted-Refeeding on Activities of Gluconeogenic and Glycolytic Enzymes and Acyl-CoA Synthetase in Growing Chicks
Autor: | Cristino M. Collado |
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Rok vydání: | 1984 |
Zdroj: | Nihon Chikusan Gakkaiho. 55:780-788 |
ISSN: | 1880-8255 1346-907X |
DOI: | 10.2508/chikusan.55.780 |
Popis: | ニワトリは哺乳動物に比べ血糖値が著しく高いだけでなく,長期間の絶食によっても血糖値の低下は小さい.一方,肝臓中のglycogen含量は,ラットやモルモットに比べ,ニワトリでは低く,またニワトリはラットが利用できる多くの基質からのglucose生成は小さいとする報告もあり,糖新生および解糖の制御機序はニワトリと哺乳動物とでは異っていると推察される.それで本実験はニワトリ(30-32日齢)を絶食および絶食後飼料を再給与した際,肝臓と腎臓における糖新生および解糖系とβ-酸化に関与している酵素の活性にどのような影響をおよぼすかを検討した.血清中glucose濃度は絶食12時間後で統計的に有意な低下を示したが,24時間後には絶食前の値に戻り,その後実験終了まで大きな変化がみられなかった.血清中NEFA濃度は,絶食12時間後で統計的に有意な増加を示し,その値が24時間後まで続き,その後急速に低下し,絶食3日目には絶食前の値に戻り,飼料の再給与によって大きな影響を受けなかった.肝臓および腎臓におけるpyruvate carboxylase活性は,3日間の絶食によって統計的に有意な増加が観察された.phosphoenolpyruvate carboxykinase活性は,絶食処理によって肝臓ではcytosol画分,腎臓ではparticulateとcytosol画分において統計的に有意な増加を示した.fructose-1, 6-diphosphatase活性は,肝臓および腎臓ともに絶食処理によって統計的に有意な増加を示した.肝臓におけるhexokinaseおよびglucose-6-phosphate dehydrogenase活性は,3日間の絶食によって統計的に有意な低下を示した.そして絶食後2日間飼料を再給与しても,絶食前の値にまで回復しなかった.肝臓におけるacyl-CoA synthetase活性は,絶食処理によって統計的に有意な増加を示した.以上の結果,ニワトリヒナを絶食させることにより,肝臓だけでなく腎臓における糖新生系の酵素の活性が高くなり,血糖値維持のために腎臓も重要な役割をはたしているのであろう.また絶食処理によって,肝臓での解糖系が低下し,逆にβ-酸化は増加した. |
Databáze: | OpenAIRE |
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