Generation of acid sites on TiO2-SnO2 binary oxide prepared from metal alkoxides

Autor: Noriyoshi Kakuta, Katsuhiko Nishiwaki, Hirotoshi Nakabayashi, Akifumi Ueno
Rok vydání: 1991
Předmět:
Zdroj: NIPPON KAGAKU KAISHI. :13-19
ISSN: 2185-0925
0369-4577
DOI: 10.1246/nikkashi.1991.13
Popis: 複合酸化物の酸点発現の原因を知るため金属アルコキシドの共沈法およびTio2とSno2の物理的混合法で調製した2種の複合酸化物についてその構造と酸特性を比較した。粉末X線回折,ラマンスペクトルによると,前者はTiO2,とSnO2,の固溶体を形成し多量のTi-O-Sn結合を持つことがわかった。しかし,両者の酸特性を比較したところ,両方ともH0=-3.0の強酸点を持ち.各組成比における単位表面積あたりの酸量にも大きな差はみられなかった。これは,Ti-O-Sn結合が酸点に影響を与えないことを示している。一方,TiO2粉体,SnO2粉体を用いて粒子径と酸特性の関係を調べたところ,両粉体とも粒子径の減少とともに酸強度が増加することが確認された。また,両粉体についてその酸量をアンモニアの昇温脱離法で求めたが,明らかに微粒子の方が大きかった。これらの結果から,TiO2,SnO2およびその複合酸化物とも酸化物微粒子の生成が強酸点の発現に寄与すると結論した。
Databáze: OpenAIRE