A CASE REPORT OF MALE INFLAMMATORY BREAST CANCER

Autor: Toru Nakajima, Hideki Goto, Tsuyoshi Syoji, Tomoki Hukasawa, Yoshifumi Morita, Koichi Taniwaka
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:36-40
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.36
Popis: 症例は72歳の男性.主訴は右乳房の腫瘤.触診にて右乳房に径2.5cm大の弾性硬の腫瘤を触知し,右腋窩に径1cm大の弾性硬の腫瘤を触知.右乳房には皮膚の発赤を散在性に認めた.右乳房腫瘤は乳腺エコー,胸部CT,胸部MRIにて悪性が強く疑われ,穿刺吸引細胞診を施行.男性炎症性乳癌と診断し,腫瘍に対して外科的切除を行い,術後に化学療法(paclitaxe1 120mg/week)と放射線療法(鎖骨上リンパ節に対してtotal 60Gy.胸骨傍リンパ節に対してtotal 50Gy.胸壁に対してtotal 47Gy)を行った.術後1年3カ月の段階で再発所見は認めていない.男性炎症性乳癌は非常に稀な疾患であるが,乳房に消退しない湿疹を認めた際には鑑別疾患の一つとして考慮すべきである.治療に関しては,女性の炎症性乳癌と同様に化学療法・外科的切除・放射線療法を組み合わせて集学的に行うべきである.
Databáze: OpenAIRE