Two Cases of Rheumatoid Vasculitis

Autor: Tamiko Ishikura, Fumiaki Shirasaki, Kiyohiro Tsutsui, Kazuhiko Takehara, Hideaki Sakai, Mikio Shinozaki
Rok vydání: 1997
Předmět:
Zdroj: Nishi Nihon Hifuka. 59:545-548
ISSN: 1880-4047
0386-9784
DOI: 10.2336/nishinihonhifu.59.545
Popis: 約10年の慢性関節リウマチ(RA)の経過中に血管炎による皮膚症状を呈した2例を報告し, rheumatoid vasculitisの概念について若干の考察を加えた。皮疹は四肢の潰瘍, 紫斑, 水疱, 血疱などがみられ, 組織学的に真皮の壊死性血管炎と真皮皮下境界部の小動脈の一部に血栓がみられた。全身的な症状は軽度の間質性肺炎が1例に認められた。検査所見ではリウマチ因子, 免疫複合体の高値, 赤沈の亢進, 凝固線溶系の異常がみられ, そのなかでthrombin-antithrombin III complex(TAT)とplasmin-α2 plasmin inhibitor complex(PIC)の高値が特徴的であった。このうちTATが血管炎の病勢を示すマーカーに成り得ると考え, これについても若干の考察を加えた。
Databáze: OpenAIRE