A CASE OF RETROPERITONEAL SCHWANNOMA SHOWING HIGH FLUORODEOXYGLUCOSE UPTAKE ON POSITRON EMISSION TOMOGRAPHY

Autor: Masayuki Fujita, Etsuji Shimada, Takashi Yasuda, Haruki Morimoto, Shiro Kawamura, Takuro Yoshikawa
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 72:1046-1050
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.72.1046
Popis: 症例は74歳,女性.当院婦人科定期受診中,CEA高値を認め精査にて右腎背側に腫瘍を指摘されたため,外科紹介受診となった.腹部超音波,CT,MRI検査で後腹膜腫瘍と診断し,FDG-PETで腫瘍に一致して集積亢進(SUVmax:4.9)を認め,悪性腫瘍の可能性を否定できないため,腫瘍摘出術を施行した.腫瘍の大きさは8.0×4.5×4.5cmで,病理組織学的にはAntoni A,B混合型を呈する神経鞘腫であった.近年,FDG-PETは様々な腫瘍において,良悪性診断や転移検索の目的に利用される機会が増加している.後腹膜神経鞘腫は,FDG-PETの集積亢進を示すことが多い良性腫瘍の1つであり,後腹膜腫瘍ではFDG-PETによる悪性腫瘍の鑑別診断として念頭に置く必要があると思われた.
Databáze: OpenAIRE