Rok vydání: | 1982 |
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Předmět: | |
Zdroj: | NIPPON KAGAKU KAISHI. :952-955 |
ISSN: | 2185-0925 0369-4577 |
DOI: | 10.1246/nikkashi.1982.952 |
Popis: | PrCl3-NaCl,PrCl3-CaCl2,CaCl2-NaCl系の3種類の二成分系状態図,ならびにNaClとCaCl2を種々の割合に混合した組成物とPrCl3との12種類の三成分系状態図を作成し,これらから最終的に目的とするPrCl3-CaCl2-NaCl三成分系状態図を求めた。原料試料には市販特級のNaCl,CaCl2をさらに減圧下で昇華処理して精製したものを,PrCl3は酸化物から合成したものをさらに同様の処理により精製したものを,いずれも封管保存し,使用時に開封した。なお試料の取り扱いはでき得るかぎりドライボックス中で行なった。測定は示差熱分析法により,精製アルゴンガス雰囲気中での溶融試料の冷却曲線における熱変化を追った。その結果,まずNaCl-PrCl3二成分系状態図において,いままで知られていなかった包晶化合物NaCl・3PrCl3の存在を明らかにし,PrCl3-CaCl2-NaCl三成分系状態図にはPrCl320mo1%,CaCl2 30mol%,NaCl50mol%に440℃ の三成分共晶点とPrCl336mol%,CaCl2 50mol%,NaCl 14mol%に587℃ の三成分包晶点の存在を明らかにした。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |