A CASE OF GASTROINTESTINAL STROMAL TUMOR IN THE GREATER OMENTUM CONNECTED WITH THE GASTRIC WALL

Autor: Katsutoshi Murase, Yutaka Ozeki, Tetsuya Kondo, Tsuyoshi Shimamoto, Toyoo Nitta, Yasutomo Sekido, Takuya Sugimoto
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:506-509
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.506
Popis: 症例は46歳,男性.右下腹部痛を自覚し,当院内科を受診,腹部超音波検査で腹腔内腫瘤を指摘された.触診上,臍部を中心に約10cm大の圧痛を伴った弾性軟な腫瘤を触知した.腹部CT検査で腫瘤は胃前庭部,小腸と密に接していた.上部消化管内視鏡検査で胃,十二指腸に異常はなかった.血管造影検査で右胃大網動脈から栄養されており大網GISTの疑いで手術を施行した.開腹すると大網内に20cm大の腫瘤を認めた.小腸とは連続性がなく胃前庭部大彎に0.5cmほど連続しており,腫瘍とともに胃部分切除を行った.病理組織検査で腫瘍は紡錘形細胞からなり,胃壁の固有筋層内に一部浸潤していた.免疫染色でc-kit(+), CD34(+), S-100(+), desmin(-), SMA(-)であり, GISTと診断した.腫瘍の主座は大網であったが大網原発GISTの本邦報告は23例と少なく胃壁外性発育のGISTとの鑑別が問題と考えられた.
Databáze: OpenAIRE